「単価交渉って、どのタイミングでやればいいの?」
「単価を上げてほしいけど、今の自分は単価交渉できるレベルなのだろうか?」
「単価交渉してクライアントと気まずくなったらどうしよう…」
初心者ライターにとって、単価交渉ほど緊張するものはありません。
なぜなら、クライアントに対して単価を上げてもらいたいと伝えるのは、とても勇気のいることですから。
でも、これからお伝えする『単価交渉に最適なタイミング』を知っておけば、もう安心!
「どうやって単価交渉したらいいの!?」というあなたのために、単価交渉のテンプレートと解説もお伝えしますね!
Contents
ライターに単価交渉が必要な理由
単価交渉が必要になる場面は、仕事をしていて「給料を上げて欲しい」と思ったときですよね。
単価交渉はライターの世界では珍しいことではありませんが、慣れていないと『交渉=悪いこと』に捉えがちです。金銭的な交渉だと、なおさら気が引けてしまうでしょう。
「給料アップしたいし、はりきって単価交渉するぞー!!!」と、意気込んで交渉できるようになりたいものです。
自信過剰は禁物ですが、考えすぎて交渉をためらう必要はありません。
なぜなら、単価交渉はライターとしてのあなたの実力アピールになるし、ステップアップにもつながるからです。
ただし、クライアントから単価を上げてくれることは極めてマレなので、あなたから交渉しないといつまで経っても単価が変わりません。
クライアント側は、交渉には慣れているケースがほとんどですから緊張しすぎる必要はありません。もちろん、謙虚な姿勢と丁寧な態度は大切ですよ。
私も初めての単価交渉は恐れ多く申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
でも、交渉が成立したことで仕事に対するモチベーションが上がりましたし、ライターとしてさらに上を目指そうという気持ちが強くなりました。
単価交渉に引け目を感じたり、悪いことだと思わないでくださいね。
単価交渉に最適な3つのタイミング
単価交渉するには、クライアントに「単価を上げてでも仕事をお願いしたい!」と思われるライターであることが大前提です。
そして、単価交渉には『最適な3つのタイミング』が存在します。
1. 充分な信頼関係ができているか?
2. 常に高いクオリティーの仕事ができているか?
3. 代替性のないライターになっているか?
クライアント目線に立って3つのポイントについて考えてみると、どういうライターなら単価交渉に応じるか? 快く単価を上げれるか?
自ずと答えが見えてきますよ!
1. 充分に信頼関係ができているか?
あなたは『クライアントから評価されている』ことを、自分自身で認識できていますか?
充分に信頼関係が築けているか、見極めてから単価交渉しましょう。
クライアントも誰かれ構わず交渉に応じるわけではありません。
信頼関係を作るためのポイント
- 納期厳守
- こまめに連絡が取れる
- 記事のクオリティーが安定している
あなたには、これら3つのポイントが当てはまっていますか? 自分自身に聞いてみてください。
信頼関係が作られる前に単価交渉してしまうと、『この人面倒くさい』『お金のことしか考えてない』と、クライアントから嫌がられてしまいます。
2. 常に高いクオリティーの仕事ができているか?
常に高いクオリティーで納品を続けることは、私たちライターにとっては当たり前の使命です。
納品したものが評価されてないと単価交渉などもってのほかで、契約を切られたり単価が下げられてしまうことも…このような事態は避けたいですよね。
クオリティーの高い記事と聞くと、「文章力に優れていること」「読み手の興味をひくような文章が書ける」などの条件を思い浮かべることでしょう。
しかし、クライアントとライターの関係性からみた場合、『クライアントが求めている内容が書かれている記事』が、クオリティーの高い記事の条件です。
もちろん、基礎的な文章力スキルは必須なので、こちらも参考にしてみてください。
3. 代替性のないライターになっているか?
代替性がないとは、言い換えれば「代わりが効かない」ということ。
誰でも書けることを書いていると、代替性は当然低くなります。代替性が低いのに単価交渉をしても単価がアップすることはないです。
また、あなたの要求する単価以下で質の良い仕事をしてくれるライターがいれば、あなたに仕事が回って来なくなる可能性もあります。
あなたに書いてほしい! と思ってもらうことで仕事の量も増え、その結果単価交渉がしやすい状況になります。
そのためには、どうすればいいか?
クライアントにとって代替性のないライターになればいいのです。
専門性の高い知識や、独自の経験談を盛り込める記事スタイルを確立することで、経験によって得た思考や価値観を内容に盛り込めば、代替性のないライターに大変身です。
また、TwitterやインスタグラムなどのSNSで発信力があるといいですね。
フォロワー数が多い=集客できるライターということも、代替え性のないポイントの一つです。
日頃からいろんなことにアンテナを張り五感をフルに使うことで、オリジナリティのある記事を書けるライターを目指そう!
【重要ポイント】単価交渉可能なクライアントか?
そもそも、クライアントが単価交渉できないケースも存在します。
『儲かっているクライアントなのか』
必ず把握しておきましょう。
利益のないクライアントと契約すると途中で消滅してしまう可能性があり、単価交渉どころか給料すら支払われなくなってしまいます。
また、最初から予算に余裕がなくて単価交渉ができないクライアントも存在します。予算に余裕がないということは、ライターへの支払額もギリギリという状態です。
金銭にまつわる問題は、ビジネス上最も避けたいトラブルです。必ず事前に調べておきましょう。
私がクライアントに単価交渉しようと思った時に、そのサイトの予算が赤字になってしまいました。
ライターに払っている額を回収できないほど、サイトが儲かっていない状態になっていたのです。
クライアントが利益を上げていない=単価交渉ができない
これを頭に入れて活動しましょう。
単価交渉の例文【解説付き】
単価交渉の文面ポイント
- ①初めに結論(用件)を書く
- ②理由を書く
- ③具体的な希望単価の提示
- ④追加の条件を提案する
上記4つのポイントを含んだ単価交渉の例文を紹介します。
「〇〇様
ご依頼ありがとうございます。
恐れ入りますが、単価についてご相談させてください。
現在の文字単価は1円ですが、単価を上げていただくことは可能でしょうか?(①)
先月から依頼される案件が増えてきておりまして(②)、今回の案件から文字単価1.2円のライティングをさせていただければと思っております。(③)
もし単価を上げていただけた場合は、これまで以上に納品ペースを早めることもできます。(④)
具体的には3日に1記事のペースで納品可能ですが、いかがでしょうか?
納品物は、これまで以上にクオリティの高いものを提供させていただきます。
私の都合で一方的にお願いしてしまい、大変申し訳ございません。
今後もより良いメディアを作り上げていくため、何卒ご検討のほど宜しくお願い致します。」
以上です!
それでは、4つのポイントについて詳しく解説していきますね。
①始めに結論(用件)を書く
『現在の文字単価は1円ですが、単価を上げていただくことは可能でしょうか?』
交渉するときの文面の書き方でポイントとなるのが、最初に用件を述べることです。
初めに理由を述べて最後に結論を書くパターンでは、読んでる途中で「言いたいことは何だっけ?」と、用件の意図がぼやけてしまいます。
余談ですが、英文と和文の書き方の違いについて学んだことがあります。
英文は結論から書かれているのに対して、和文は理由から書かれているんです。文化の違いでしょうか? 面白いですよね。
結論から書き出すテクニックは、いろんな交渉の場面で使えるので覚えておきましょう。
②理由を書く
他のクライアントからのオファーを引き合いに出しても良いでしょう。
『他者から文字単価1.5円のオファーをいただいております。
よろしければ〇〇様の方でも単価を上げていただくことは可能でしょうか?』
あなたがクライアントにとって代替性のないライターなら、単価アップのチャンスが一気に向上します。
③具体的な希望単価の提示
ただ単価を上げて欲しいとお願いするよりも、あなたの希望単価を具体的に提示した方がわかりやすいし効果的です。
クライアントに金額を委ねても、あなたが納得いかないとモヤモヤしてしまいますよね。
言いにくいかもしれませんが、謙虚な姿勢で希望金額を伝えた方がいいですよ。
④追加の条件を提案する
クライアントにとっても「単価を上げるメリットがある」ような条件を提案を出しましょう。
交渉においては双方がメリットになるよう、必ず交渉する側から条件提案します。そうすれば、今後もお互い気持ちよく仕事ができますよね。
例文のような納期期間のスピードアップ以外にも、以下のような提案があります。
- 記事の装飾や画像を挿入する
- SEO対策を取り入れた記事作成
- WordPressへの直接入稿
- 納品数を増やす
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まとめ
ライターに単価交渉が必要な理由
交渉に慣れていないと『交渉=悪いこと』に捉えがちだが、単価交渉はライターとしてのあなたの実力アピールになるし、ステップアップにもつながる。
単価交渉に最適な3つのタイミング
1. 充分な信頼関係ができているか?
2. 常に高いクオリティーの仕事ができているか?
3. 代替性のないライターになっているか?
【重要ポイント】単価交渉可能なクライアントか?
クライアントは利益があるのか、儲かっているのか。必ず確認しよう。
単価交渉の文面ポイント
- ①初めに結論(用件)を書く
- ②理由を書く
- ③具体的な希望単価の提示
- ④追加の条件を提案する
初めての単価交渉は低姿勢気味になってしまいがちですが、あまり神経質にならないでくださいね。
気持ちの問題ですが、これで大丈夫だろうか? と不安な状態で仕事をしていると、単価交渉でも弱気になってしまうのです。
常にクオリティーの高い仕事を心がけ、丁寧な態度と言葉遣いで交渉すれば嫌な印象は持たれません。
今回の記事で、臆することなく単価交渉へのはじめの一歩が踏み出せれば幸いです。
お読みいただき、誠にありがとうございました!
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